【2025年最新】帰化申請で不許可になる7つの理由と対策|行政書士が徹底解説
帰化申請で落ちる人の特徴とは?
不許可を避けるために知っておきたい7つのポイント【行政書士が解説】
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はじめに|なぜ帰化申請は“落ちる”のか?
日本での帰化申請は、提出さえすれば誰でも許可される――
そんな印象を持っていませんか?
実際には、帰化申請は**厳格な審査が行われる「許可制」**であり、形式的に書類を出しても、不備や条件不適合があれば「不許可」になります。
この記事では、帰化申請で不許可になる主な7つの理由と、それを防ぐ具体的な対策、行政書士が提供できる支援の内容までを詳しく解説します。
よくある不許可の理由7選
1. 税金の滞納・未納がある
住民税・国民健康保険・年金など、納税義務の履行状況は最重視されます。1年でも滞納があると、信頼性が疑われます。
✅【対策】:「納税証明書」「課税証明書」などを事前に取り、滞納がある場合は完納・領収書の確保を。
2. 経歴に虚偽や矛盾がある
帰化では履歴書・職歴・学歴・住所歴などの完全一致が求められます。曖昧な記載や省略、誤った日付が命取りです。
✅【対策】:過去のパスポート、在留カード、住民票履歴、就業証明などで整合性を確認。
3. 安定した収入がない
単身での申請者には年200万円以上の収入が望ましいとされます。不安定な職種(アルバイト、インターン等)は審査が厳しくなります。
✅【対策】:給与明細、源泉徴収票、雇用契約書の提出。仕送りがある場合は送金証明も添付。
4. 在留資格と職務内容が一致していない
就労ビザの職務内容と、実際の勤務内容が違っている場合や、申請中に無職になった場合は不許可のリスクがあります。
✅【対策】:インターンや職種変更前には資格外活動許可の申請や、入管への届け出が必要です。
5. 素行不良・交通違反が多い
軽微な違反でも回数や頻度によってはマイナス評価となります。スピード違反や信号無視、飲酒運転などは致命的です。
✅【対策】:自動車安全運転センターの「運転記録証明書」を事前に取得し、過去5年を確認。
6. 本国書類の不備や翻訳ミス
出生証明、婚姻証明などの外国書類が古すぎる、翻訳が誤っている、認証が不足しているなどの理由で不許可になるケースは少なくありません。
✅【対策】:書類取得時期を調整し、翻訳は専門家に依頼。行政書士が翻訳証明をつけることも可能。
7. 書類は出したが、要件を満たしていない
「とりあえず出せば審査してくれる」ではなく、帰化の法的要件を全て満たしていなければ審査対象外となります。
✅【対策】:帰化要件(住居年数、素行、生計、国籍離脱など)を一つずつ確認すること。
審査の流れと所要期間は?

帰化申請は、法務局への相談から書類準備、面談、調査、最終決定までを含めると、9〜18か月かかるのが一般的です。
特に地方によっては、面談時の家庭訪問や近隣調査も行われます。
実際に担当者が自宅を訪れ、生活の様子を確認する例もあるため、生活実態の整合性は非常に重要です。
よくある誤解とその真実
- 「正社員じゃないと帰化できない?」
⇒ 契約社員・派遣社員でも可能。ただし安定性の証明が重要。 - 「配偶者が日本人なら自動で帰化できる?」
⇒ 結婚だけでは不十分。居住年数・収入など要件を満たす必要あり。 - 「書類がそろってなくても出せばOK?」
⇒ 不完全な書類では受付すらされないケースも。慎重な準備が必須です。
行政書士のサポート内容(具体例)
行政書士は、単なる書類作成代行ではなく、審査全体を見据えた戦略サポートを行います。
- 書類取得のスケジューリング・チェックリスト作成
- 海外書類の取得サポート(対応可能な国のみ)
- 翻訳および翻訳証明の作成
- 動機文・履歴書の作成補助
- 在留資格・職歴・住居履歴の矛盾点チェック
- 送金証明・扶養証明の文案作成
- 法務局面談時の同行・通訳補助
- 必要に応じて、国籍離脱の補足対応
実際にあったケース
👤 韓国籍・30代女性
税金未納で一度は断念。行政書士とともに2年かけて完納+証明書整備→申請→許可。
👤 イギリス籍・20代男性
インターン予定で収入が不安定。父親の送金誓約書と仕送り履歴で「生計要件」を補強し許可へ。
✅ 最終チェックリスト
- 🔲 税金の未納はないか(証明書あり)
- 🔲 経歴・学歴・居住履歴は正確か
- 🔲 安定した収入または扶養支援あり
- 🔲 在留資格と実務内容が一致しているか
- 🔲 本国書類に翻訳・認証ミスがないか
- 🔲 法的要件をすべて満たしているか
まとめ|正確な準備が「不許可」を防ぐ最大のポイント

帰化申請は、「やれば通る」制度ではなく、“通る申請”を作ることが重要です。
書類の数だけでなく、整合性・信頼性・実態との一致が審査の核心。
行政書士の支援を受けることで、落とし穴を回避し、より確実な申請が可能になります。
次回は「子どもの帰化申請は簡単?両親が外国人の場合」について解説します!
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